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2020年 多摩美術大学美術学部工芸学科 卒業
2022年 富山市立富山ガラス造形研究所 研究科 卒業
現在 金沢卯辰山工芸工房ガラス工房 所属
《賞歴・展示》
2021年 公益財団法人クマ財団 奨学生 5期生
SICF22 EXHIBITION 部門 準グランプリ
2022年 富山ガラス造形研究所 卒業制作 優秀作品賞
KUMA EXHIBITION 2022 (ANB Tokyo、東京)
2024年 金沢卯辰山工芸工房 工房賞
内臓や細胞を思わせる、奇妙でダイナミックな造形。寺澤季恵はガラスと金属を組み合わせ、生命の姿の表現を試みている。制作は溶けたガラスを扱うことから始まる。目の前で変化していくガラスの動きや、ガラスを扱う身体の感覚。それら全てが寺澤の求める生命の表現に結び付いている。寺澤にとって生命とは生々しく、時にグロテスクなものであり、そこに美しさがあるという。まさにこの感覚を表すように、寺澤の作品においてガラスは瑞々しく鮮やかである。腐食した金属がこれをいっそう強調している。
一貫した生命への美意識と、新たなアイディアに柔軟に取り組む実行力を持つ、今まさに注目すべき作家である。
中島春香(富山市ガラス美術館 主任学芸員)
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