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1968    千葉県生まれ

1994 東京理科大学大学院理工学研究科建築計画専攻修了

1994-2000 株式会社現代計画研究所にて建築設計に携わる

2003 東京ガラス工芸研究所研究科修了

2004 「国際ガラス展・金沢2004」グランプリ|石川

2006 金沢卯辰山工芸工房ガラス工房技術研修者修了

2012 「OBJECT International Glass Prize 2012」グランプリ|GlazenHuis|ベルギー

2015 「富山市ガラス美術館開館記念展 I’ve Got Glass! I’ve Got Life!」富山市ガラス美術館|富山

2017 「ロエベ財団クラフトプライズ2017」審査員特別賞|スペイン

2018 「THE CUTTING EDGE 橋本真之|田中信行|神代良明」ギャラリーO2 |石川

2019 「MEISTER DER MODERNE 2019」バイエルン州賞金賞|ドイツ〈’12〉

2019 「火と大地と僕たちと。」角居康宏|神代良明」瀬戸市新世紀工芸館|愛知

2021 「富山ガラス大賞展2021」金賞|富山市ガラス美術館|富山

2021 「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021」特別展Ⅰ|那谷寺|石川

現在 岐阜県高山市在住、名古屋芸術大学非常勤講師

神代良明 個展 ギャラリーO2

神代の世界:発泡ガラス表現の構造

 

素材が喚起する形。素材の選択が素材の限定となり、限定が制約となり、やがて制約があるからこそ出てくる形という積極性に繋がる。
否定語から肯定語へ。この変化の結節点は「形の意識」である。発泡ガラス塊は気圧の変化によってほぼクラックが入る。
その膨らんだ形状をスランピングによって戻しつつ形のテンションをほぐし、さらに過熱して無垢のガラスに限りなく近づきつつある中で、発泡ガラスとしてギリギリの状態で存在し得る地点で急冷し形を繋ぎとめる。それを神代は「私はこの形の生成に関与している」と叙述する。
強烈な「形の意識」である。常に「素材+素材のプロセス」と並走する。正に工芸的な造形の最先端を表現している。

金子賢治(茨城県陶芸美術館館長)

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